【呪術廻戦】両面宿儺は伏黒推しで地雷扱い?助けるのはなぜ?

【呪術廻戦】両面宿儺は伏黒推しで地雷扱い?助けるのはなぜ?

今回は、呪術廻戦に登場する両面宿儺が伏黒恵推しである理由について考察します。

作中では、「呪いの王」両面宿儺は伏黒恵が唯一の好奇、また宿儺にとっては地雷であると云われています。渋谷事変では、宿儺自身がわざわざ伏黒の窮地を救うシーンもありました。

『天上天下唯我独尊、己の快・不快のみが生きる指針』である宿儺が、わざわざ二級呪術師を気に掛けるとは、少し違和感がありますよね。

本記事では、両面宿儺が伏黒恵を特別扱いする理由を宿儺の目的と照らし合わせながら考察していきます。

 

両面宿儺が伏黒推しなのはなぜ?

宿儺は少年院事件で初めて伏黒と出会った時点から、何かと伏黒のことを気にかける様子が描かれています。では、なぜ宿儺はここまで伏黒のことを気にかけているのでしょうか。

これには以下のようにいくつかの可能性が考えられます。

強くなった伏黒恵と戦いたい

まず一つ目は、強くなった伏黒恵と戦いたいという宿儺の闘争本能の現れではないかということです。

かつて最強と呼ばれていた両面宿儺ですから、好敵手となる人物と戦いたいという欲求のようなものがあってもおかしくないはずです。

少年院事件にて、宿儺は伏黒恵と初めて出会った際に「魅せてみろ!伏黒恵!」と、伏黒の奥の手である「ふるべゆらゆら」を発動させようとしていました。

また、宿儺は初見で伏黒の術式の本質を見抜いていたようで、成長すればいずれ強敵となると予測していたのかもしれません。

五条曰く、十種影法術を使用する術師は五条家の無下限呪術とタメを張るほどの実力とのこと。宿儺は1,000年前の呪術全盛の時代に生きた人物なので、当然過去に十種影法術を使用する術師と出会っていてもおかしくありません。

ですから、伏黒恵が十種影法術のポテンシャルを余すこと発揮出来た場合、自分ともまともに戦えると宿儺は思っているのではないでしょうか?

これが宿儺が伏黒を助ける理由として考えられる一つ目の理由です。

ふるべゆらゆらを狙っていた

「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」とは、伏黒恵が死を覚悟した際に、相手を道連れにするために最強の式神「握剣異戒神将魔虚羅」の調伏の儀を始めるための呪文です。

「握剣異戒神将魔虚羅」は歴代の十種影法術の使い手が誰も調伏に成功したことが無いという最強の式神です。

作中では宿儺に追い詰められた場面や、「八十八橋編」にて特級呪霊に追い詰められた場面で使用しようとしていました。

宿儺は、伏黒が成長し最強の式神を調伏するのを待って、それを何等かの方法で手に入れようとしているのではないか?ということです

しかし、渋谷事変にて握剣異戒神将魔虚羅と宿儺が戦った際には、宿儺の圧倒的な力の前に最強の式神もなすすべなく敗れていました。宿儺がわざわざ格下の式神の能力を欲しがるとも思えないので、この線は薄そうです。

【最有力】十種影法術を使った復活が目的

ここまで、宿儺が伏黒を助ける理由についていくつかご紹介しましたが、上記全ての可能性が否定できる描写が作中にあります。

それは、渋谷事変にて伏黒が八握剣異戒神将魔虚羅の調伏の儀で仮死状態に陥った時の事です。

自滅覚悟で調伏の儀を開始した伏黒は、八握剣異戒神将魔虚羅の攻撃により重症を負い仮死状態となります。伏黒の窮地を察した宿儺は、真っ先に伏黒の元へ向かい命を救いました。

その際に上記のセリフを言っています。かなり意味深です。真意は不明ですが、宿儺の目的達成のためには伏黒の力が必要なのは確かなようです。そして、その目的は宿儺が伏黒の力を奪うなどしてできるものではないということです。

では、宿儺の目的とは何か。それは十中八九「肉体と精神の完全復活」だと思われます。

今現在、宿儺は虎杖との契約により自由に行動できない状態。伏黒の秘められた能力の中に、宿儺を虎杖の身体から脱出させ現世に顕現させる力があるのでしょう。

有力な説として、伏黒の十種影法術が関係しているという考察があります。

伏黒恵の式神の能力について解説した記事」では、十種影法術は『十種神宝(とくさのかんだら)』がモチーフになっていると解説しています。

そして、10種ある『十種神宝』の中には、「死返玉(まかるかへしのたま)」という死者を蘇らせることができるものがあるのです。

十種影法術で明らかになっているのは上記リンク先の記事でもお伝えしているように「8種類」です。残りの「2種類」については詳細が明らかになっていません。(そもそも十種影法術が10種類であるという前提に立った話ですが。でもその可能性は高いと思います。)

おそらく、残り2種類の内どちらかが「死返玉(まかるかへしのたま)」の力と対応した式神なのでしょう。

宿儺は1,000年前の時点で十種影法術を扱う術師と戦うなどして、この術式についての知識を得ていてもおかしくないはず。宿儺が伏黒に過敏に反応するのは、伏黒が死者を蘇生させる術式を内に秘めていることを知っているからだと考えられます。

 

両面宿儺にとって伏黒は唯一の好奇であり地雷

『天上天下唯我独尊、己の快・不快のみが生きる指針』の両面宿儺。

己のみが全ての宿儺が他人に興味を抱くことは全くと言っていいほど無いのですが、その宿儺が「唯一の好奇はただ一人それ以外は心底どうでもいい」というほど伏黒に執着しています。

ここからは、宿儺が伏黒を気にかけたり、助けたりしたシーンを振り返ってみたいと思います。

伏黒は宿儺にとって唯一の好奇

両面宿儺が伏黒と初めて出会ったのは少年院で特級呪霊が発生した「呪胎戴天編」でのこと。虎杖の身体の主導権を握った宿儺と伏黒が戦いました。

宿儺は伏黒の術式を見て少し考えた後、伏黒に対してこのように言っています。

「宝の持ち腐れだな」という言葉から察するに、宿儺はこの時すでに伏黒がまだ引き出せていない術式に秘められた力に気づいていたようです。

そしてこの後から、宿儺は伏黒のことを気に掛けるようになります。

また、これからしばらく経った後、第30話では”宿儺の好奇”が伏黒だけであると明記されていました。

宿儺にとって伏黒は地雷

さらに、第53話では宿儺の動きに違和感を覚えた偽夏油傑が「恐らく学生の中に宿儺の地雷がいる」と予想しているコマがありますが、そこにはバッチリ伏黒が描かれていました。

『己の快・不快のみが生きる指針』の宿儺が唯一好奇を寄せている伏黒ですから、伏黒が誰かに殺害でもされれば宿儺は黙っていないということでしょう。

この「宿儺が伏黒を気に掛ける構図」のことをファンの中では「宿伏」と呼んでいます。

宿伏シーン①

第9話で力量差を見せつけられた伏黒が奥の手を使おうとしたシーン。伏黒の力の開放に宿儺は高揚していました。

後に、伏黒の「布留部由良由良 八握剣…」という呪文は「八握剣異戒神将魔虚羅」という最強の式神の調伏の儀を発動するためのものだと判明。しかし、この式神も宿儺には歯が立たなかった。

伏黒恵の式神について

宿伏シーン②

伏黒が八十八橋へ任務で赴いた際に遭遇した特級呪霊に対して、領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」を発動。宿儺は伏黒の成長を喜んでいるように見える。

伏黒の領域展開について

宿伏シーン③

渋谷事変にて、漏瑚に対峙した際には「渋谷の人間を皆殺しにしてやろう。一人を除いてな。」と言っている。この”一人”とは誰なのかは明言されなかったが、これまでの宿儺の言動から伏黒であると考えられる。

宿儺が伏黒を助ける

宿儺が伏黒を庇っているとわかる決定的なシーンがこちら。自滅覚悟で呼び出した最強の式神「八握剣異戒神将魔虚羅」の調布の儀で瀕死に陥った伏黒を宿儺が救助しました。

血まみれだった伏黒の顔が綺麗になっていることから、宿儺が血を拭ったと思われます。

伏黒に対してだけ優しい宿儺。その理由が気になります。

【呪術廻戦】両面宿儺は伏黒推しで地雷扱い?助けるのはなぜ? まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、呪術廻戦に登場する両面宿儺が伏黒恵推しである理由について考察いたしました。

これまでの宿儺が伏黒に対して行った行動や投げかけたセリフから考えると、宿儺が伏黒を気に掛ける理由は伏黒本人にあるというより、伏黒が扱う十種影法術にありそうです。

そして、伏黒を利用して宿儺が達成したい目的とは、「肉体と精神の完全復活」であると考察しました。

最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。

 

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