ビッグマムがマザーを食べたかもしれない事件について考察

今回は、ワンピース(ONE PEACE)のビッグマムの過去編で語られた「マザー・カルメルと子供達の失踪事件」の真相について考えてみたいと思います。

もっと言うと、「ビッグマムがマザーや子供達を食べたのか」についての考察になります。

本編では「リンリンがマザーや子供達を食べた」ことについては直接の描写がありませんが、漫画内ではそうだと思わせる間接的な描写が数多くあります。

この漫画内の描写を繋ぎ合わせて、この事件の真相を考えてみたいと思います。

ビッグマムはマザーを食べたのか否か

まずは、「リンリン(ビッグマム)は誕生日にマザーや子供達を食べたのか」について、僕の意見を明確に示しておきます。

結論から先にいうと、僕は

リンリンは、マザーや子供達を食べた可能性は極めて高い

と考えています。

こう考えた理由は3つあります。

3つの理由
  • リンリンの発言
  • マンガ内の描写
  • 事件を見ていた『エルバフの戦士』と『シュトロイゼン』の反応

それぞれについて詳しく解説いたします。

「リンリンの発言」

事件はリンリンの誕生日パーティ中、リンリンが子供達の作った「セムラ」を食べるのに夢中になり、我を失っていた間に起きました。

セムラをお腹いっぱい食べ終え、我に返った時のリンリンのセリフで、

 

「机までカジっちゃった♡」

 

というのがあります。

このセリフが意味するところは、この時のリンリンは「セムラ」以外のモノも見境無く手を付けたということです。

よって、「セムラと間違えて”人間”を食べてもおかしくない」ということになるのではないでしょうか。

「マンガ内の描写」

リンリンがセムラを無我夢中で食べている時と、我に返った時の漫画内の3つの描写が「リンリンがマザーや子供達を食べた」ことの状況証拠となっています。

1つ目は「子供達の悲鳴と思われる叫び声」です。

マンガ内の一コマで、

 

うえええ~ん!」

「あああああぁぁ」

 

といった悲鳴にも似た誰かの叫び声がわざわざ描かれていました。

これらは、リンリンに食べられた者の断末魔や、それを目の当たりにした子供達の悲鳴ではないでしょうか。

 

2つ目は「散乱したマザーや子供達の衣服」です。

リンリンがセムラを食べ終え我に返った時、リンリンの周りにはマザーや子供達のものとみられる衣服が散乱していました。

これは、リンリンが子供達やマザーを無作為・無秩序に食べてしまった結果ではないでしょうか。

3つ目は「…..涙で前が見えなくなった」というナレーションです。

”前が見えなくなった”、これはつまり「リンリンはこの時、食欲で目がくらんで正常な判断ができない状態である」ということの暗示だと思います。

その結果、セムラと間違えて人間を食べてしまうことになってしまったということではないでしょうか。

「事件を見ていた『エルバフの戦士』と『シュトロイゼン』の反応」

「マザー・カルメルと子供達の失踪事件」の一部始終を目撃した2人の人物、『エルバフの戦士』と『シュトロイゼン』の反応も着目すべき点です。

『エルバフの戦士』の方は、巨人族の村に帰ってからこの事件の真相を仲間に語り継ぎ、巨人族の間でシャーロット・リンリンは嫌悪されるようになります。

仲間意識の強いエルバフの戦士達は、恩人であるマザー・カルメルを食べてしまったリンリンに対して「禁忌を犯した者」としてのレッテルを貼ったんだと思います。

一方『シュトロイゼン』については、このことを”面白がり”、リンリンと接触しその後にビッグマム海賊団を結成します。

シュトロイゼンがリンリンと接触する際に言っていたセリフに、

 

「あんな怪物見たことねェ!!」

「おい、あまり近づくな」

 

というのがありますが、この発言をしたシュトロイゼンの心境を考えてみると、リンリンが何をしたのか紐解くことができます。

  • 「あんな怪物見たことねェ!!」
    →”人間を食べた”リンリンのことをシンプルに”ヤバイヤツだ”と認識している
  • 「おい、あまり近づくな」
    →自分がリンリンに食べられていることを恐れている

こじつけ感がありますが、おそらくこういうことだと思います。

 

これらが、僕が「リンリンは、マザーや子供達を食べた可能性は極めて高い」と考えるに至った理由です。

 

ビッグマムはなぜマザーを食べたのか

ここまで、「ビッグマムがマザーや子供達を食べたのか否か」について僕なりの意見を述べました。

ここからは、「では、なぜビッグマムはマザーを食べたのか」について考えてみます。

 

これは、ビッグマムの「食いわずらい」に関係していると思います。

本編の万国(トットランド)編では、ビッグマムが「食いわずらい」を起こし、敵味方関係なく襲いかかる描写が描かれていました。

このビッグマムが”敵味方関係なく襲い掛かる”という点がこの問題を解くキーになると思います。

ビッグマムがマザーや子供達を食べた時は「食いわずらい」が発動していて、見境無く襲い掛かってしまった

ということだと思います。

「…..涙で前が見えなくなった」というナレーションはここにも繋がってきます。

しかし、次に”なぜ「食いわずらい」が発動したのか?”という疑問が出てきますよね。

これは、「羊の家」がまだエルバフの地にあった時の、冬至祭前の断食中に起こった、空腹に耐えかねたリンリンの暴走と関係があるのではないかと思います。

あの暴走って、現在のビッグマムの「食いわずらい」による癇癪にとても似ているんですよね。

そして、あの時にリンリンが求めていたものは「セムラ」です。

奇しくも、リンリンの誕生日に出てきたお菓子も「セムラ」でした。

よって僕なりの結論としては、

誕生日の時に食べた「セムラ」の味が「食いわずらい」の癇癪をフラッシュバックさせてしまった

のではないかと考えています。

ビッグマムがマザーを食べたかもしれない事件について考察! まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、ワンピース(ONE PEACE)のビッグマムの過去編で語られた「マザー・カルメルと子供達の失踪事件」の真相について考察してみました!

まとめると、

  • ビッグマムはマザーを食べたのか否か
    リンリンは、マザーや子供達を食べた可能性は極めて高い
  • ビッグマムはなぜマザーを食べたのか
    誕生日の時に食べた「セムラ」の味が「食いわずらい」の癇癪をフラッシュバックさせてしまった

ということですね。

この事件の後、リンリンがマザーの悪魔の実の能力を使えるようになっていたので、リンリンがマザーを食べたことで悪魔の実(ソルソルの実)の能力が移ったと考えられます。

このことは、「黒ひげによる白ひげの「グラグラの実」の能力の奪取の方法」「Dr.ペガパンクが解明した”悪魔の実の能力の伝達方法”は何なのか」という問題にも繋がってくる重要な伏線であると思います。

また、この事件はビッグマムの過去における重大なターニングポイントになった事件で、いまのビッグマムの人格を形成する原因になった可能性が非常に高いです。

いずれ本編で真相が語られるでしょうから、首を長くして待ちましょう^^

最後までご覧いただいて、本当にありがとうございました!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です